
▼広報「はばたき」(毎月発行)のトピックスをご紹介します。



“一人ぼっちのお母さんをなくしたい”という思いから、毎週一回の「親子リズム」を続け、11年目になるという五所川原市の三橋さんと工藤さん。
「親子リズム」とは、うたや音楽に合わせて親子で楽しくからだを動かすリズム遊び。特別な決まりはなく、子どもの成長にあわせ、うさぎになったり、亀になったり、トンボになったり・・・・・・。すぐには出来ない小さい子どもも、みんなのまねをするうちに自然とからだで覚えていき、親と子のスキンシップもたっぷりはかれます。なにより、リズムにあわせて手足やからだをしっかり動かすことが脳を刺激し、からだと心の発達をうながすといいます。
ところで、この「親子リズム」、元々は、埼玉県のある保育園での実践が基礎になっているといわれますが、今は、個人加入では日本最大の女性団体という「新日本婦人の会(=新婦人)」の取り組みにより、全国にひろがっているそうです。
昔は子ども達が、年齢を超えて外で一緒に遊ぶなかで自然と身につけたという運動の機能や能力、今は、家の中での遊びが増え、そのことが少なからず心身の成長に影響しているといわれます。
加えて、核家族・少子化のなかで、「毎日が子どもと二人っきり・・・・」という孤独な子育てが増え、身近に相談できる人がなく、「よその子に比べてうちの子は・・」と悩むお母さんも少なくないようです。親子リズムは、子どもたち一人ひとりの健やかな成長を願うとともに、仲間どうしや先輩お母さんとの交流を通し、親も子も一緒に育ちあう取り組みでもあるようです。
「今まで続いているのは、商売でやっているわけではないから。どんなに疲れていたり億くうなときも、子ども達の顔を見ると元気が出るんです」(三橋さん)
「それと、やってきたことが、少しでもみんなの手伝いになっていればうれしいという思いもありますね」(工藤さん)
余裕ができれば、身近な範囲で集まれるよう、会場を増やしたいという希望もあります。一口で10年と言うのは簡単でも、実際は、毎週毎週の積み重ね。
「どうしようか悩んだけど、来てよかった。ここに来なかったら今頃すごく落ち込んでいたと思います」・・・・・・子どもが幼稚園に入り、卒業していったお母さんの言葉が、三橋さんと工藤さんを「やったからといって成果が見えるわけではないけれど、息の長い取り組みにしていきたい」という思いにさせているのかもしれません。




弘前市
ニッカウヰスキー(株)
弘前工場
コープあおもり「りんごストレートジュース」を製造する「ニッカウヰスキー弘前工場」をたずねました。工場は桜の名所で知られる弘前公園の近くにあります。ニッカといえば社名のウイスキーが頭に浮かびますが、創業時の社名は「大日本果汁株式会社」、原酒づくりには長い熟成期間が必要だったことから、その期間を活用したりんごの製品づくりが創業当時から手がけられていたそうです。弘前工場は昭和35年、良質なりんごを求め、りんごのお酒製造部門が移されたもの。なかでも、主力というシードルは、糖分や一滴の水も加えず、りんご本来の風味をじっくり時間をかけて引き出すというもので、その繊細な技術と、原料果汁を搾りたての鮮度で年間分貯蔵できる設備が、コープのりんごジュースの製造にも活かされているようです。
「つくっているのは、今はコープあおもりのりんごジュースだけです。幸いというか、(ジュースが専門ではなく)それほど大量にやっているわけではないので、糖度と酸度のバランスが一番いい時期を狙って搾ることができるんです…」 お話をうかがった工場長の仁田(にった)さんの言葉です。
コープの最大の特徴は、(褐変防止の)ビタミンCを加えただけのストレート果汁を、鮮度を保ったまま年間供給できること。案内していただいた工場内には大きな低温貯蔵タンクがビッシリつまった建物があり、大きすぎて建物に収まらないというタンクが屋外にも設置されています。小さなもので60kl、大きなものは150kl入るというタンクが合計約40本あるのだそうです。60klといってもピンとはきませんが、1箱30缶入りで約1万箱分。ちなみに、コープあおもりの年間扱い量は小さいタンク一本で足りるそうです。果汁を搾る工場には、タンク1本分を一日で搾るという機械があり、「一番いい時期を狙って搾れる」という言葉にも納得です。旬に搾った果汁を専用の冷蔵タンクで貯蔵、注文に応じて缶に充填することで、味にバラツキのない、品質の一定した製品が届けられるというわけです。

▲屋外に設置された巨大な冷蔵タンク。一つに150gキロリットル入るといいます。タンクは二重構造になっており、外側を冷却液が循環しているそうです。
ところで、市販のジュース(果汁100%)には「濃縮還元」と表示されたものが多いことをご存知でしょうか。年に一回しか収穫できない原料を使い、年間を通して販売するには濃縮して保存し、加水(還元)して製品化したほうが都合が良いからです。果汁のままで保管するには、そのためのスペースと設備が必要となり、輸送などのコストもアップします。濃縮還元のジュースはストレート果汁にくらべて製造工程が長くなり、その分、本来の風味に影響していることは容易に想像できます。もちろん、ストレート果汁のジュースも売られてはいますが、コープのように手軽に利用できる価格ではないのが普通のようです。


2002年の人気ベスト1に輝いた搾りたて100%のジュースです。全国配送料は無料で、8/1までいつでもご利用できます。